熊野市議会議員久保さとし・・上に立つ人の最も大切な仕事

近頃読んだ本の中に、斎藤茂太さんのこんな言葉がありました。

「人には「活躍の場」を与えよう。それが、懐の深さというもので、人の隠れた能力を引き出すということでもある。人の上に立つ人の、もっとも大切な仕事なのではないだろうか。」

市職員時代、上に全く認められることもなく、一階族と揶揄されあちこちしていた時代、児童福祉担当を5年間務めた後の異動で、なんと総務課の職員係(人事担当)への異動を命じられました。
何故に私が・・と思うまでもなく、周りは「間違ったんじゃないのか」という反応だったのを覚えています。

そしてそこで3年間勤務し、次に企画調整係に異動し1年の間、市のアドバイザーであったある企業の重役の方と長期計画つくりを、その翌年保健センター整備の真っただ中にあった予防衛生係へ異動し翌年は新設なった保健センターで新たな事業を手掛けさせていただき、その後県とこの地域の市町で構成された保健福祉関係の協議会へ出向・・腐りきっていた職員生活からは全く想像もできないいろんな経験をさせていただくこととなったのです。

そんなチャンスを与えていただいたのは、当時のN市長さんでした。
たいした能力も無い私に、責任を持って仕事をする場や学ぶ機会を与えてくれました。まさに活躍する機会を与えてくれたのです。
その結果、N市長の期待通り活躍できたかどうかは、私自身自己評価できるほどの人間では無いので差し控えますが、少なくとも生きがいを持って仕事に取り組めたことは間違いありません。

「人には「活躍の場」を与えよう。それが、懐の深さというもので、人の隠れた能力を引き出すということでもある。人の上に立つ人の、もっとも大切な仕事なのではないだろうか。」この言葉に出会った時、まさに私は当時の市長に活躍するチャンスをいただいたことを思い出しました。
そのことで多くの出会いをいただくこととなったし、何人かの人生の師匠とも言える人に教えを乞うこともでき、そして、全国各地に「人的ネットワークを築くことができました。
引っ込み思案で、人付き合いが下手だと思い込んでいた私が、全く知らない世界とのネットワークを構築していく・・私自身が気が付いていなかった能力を「場」を与えていただいたことで、引き出していただいたのかと思います。

また、いつだったか、こんな話もお聞きしたことがあります。
「仕事ができる者を一つの部署に長いこととどめておくことは、管理者にとっては楽なことだが、決してその職員のためにはならない。また、上手に立ち回る職員と真摯に仕事に取り組む職員を見極めないと、自分自身が判断を誤ることにもつながる」
そして常に人事に動きを求めておられたように記憶しています。
また、「市長は職員が仕事してくれてなんぼのもん・・一人では何もできんのやから人材育成を大切にしないといけない」ともおっしゃっていて、私に職員が自由に動ける新しい形の職員研修を考えるよう指示をされたことも覚えています。
人づくりをしっかりと意識されて市政を運営されていたのでしょうね。

当時のN市長さんは、多くの若い職員にチャンスを与えてくれました。
その結果、私のような5時から男が、市のために頑張らねばと変わっていけたきっかけになりました。
そこには「ひとづくりが基本」というかっことした信念があったのかと思います。
時代は変わっても「人づくり」が地域づくりにとって重要なファクターであることは変わらないと思います。
国、地方に関わらずリーダーはそうあって欲しいですね。

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熊野市議会議員久保さとし・・市長!こんな試みやってください!

富山県南砺市の地域活性化プロジェクト「高校生に1000万円を託す!」
それも、「今回のプロジェクトに点数は無い、成果にとらわれず答えが無いことをやって欲しい」という南砺市長の挨拶にあるように「事業の直接的な成果を問わない!」事業なのです。

事業の直接的な成果は問わず、前例、先例にとらわれない発想で、地域のために必要と思うこと、やりたいことを自由にやらせてあげる・・これが「いつかは故郷へ戻って故郷のためになることやりたい」という心をはぐくむのではないでしょうか。
数字や形として残らないものかもしれませんが「故郷愛」というもっと大切なものは若い人たちの心に刻み込まれることと思います。

若い人たちが自身が主人公となって地域の現状を考え、地域に何が必要かを考える・・自らが地域づくりに関わることで、より故郷を想う心が育まれる・・これこそが「人づくり!」であり「地域づくり!」と感じました。

それぞれの地域事情が違うと切り捨てるのではなく、市民力を信じて心を育む市政・・大切だと思いますし、見習うべきだと考えます。
熊野市でも実施できませんか。

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熊野市議会議員久保さとし・・事業運営の手法

ビジネスパーソンだけでなく、行政のトップが組織運営によく使う言葉に、PDCA(Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善))というものがあります。

このPCDAサイクルを繰り返して行けば、業務を継続的に改善でき、組織はうまく運営されて行くというものです。
たしかに、このことが確実に実行されて行けば、根本的な方向性さえ間違っていなければ、正しい方向に事業は運営されていくはずなのですが、果たして、現場においてこのことが効率的な事業運営に寄与しているかというと必ずしもそうではありません。

それぞれの段階で例えば評価の段階で間違った評価がされると、その後のルーティンに影響が出て、かえって時間がかかってしまうとか、この仕組みにこだわるばかりに、臨機応変の対応ができないなどの弊害も生まれるのです。
また、最初のビジョン、方向性が間違っていると、言わずもがなかもしれませんが、ビジョンや方向性の見直しなどを強いられ、堂々巡りを余儀なくされるかもしれません。

ではどのような方法が組織運営に必要なのでしょうか。
先日ある評論を読んでいて、こんな技法に突き当たりました。
それは「フィード フォワード」という技法もので、「過去や現状にとらわれてしまいがちな人に対して、コミュニケーションや観察を通して相手の状況を把握し、相手に起きている出来事やそれにともなって体験している感情を受け止めた上で、その人が自分の未来に意識を向けて行動できるように促す技術のこと」だそうです。
わかりやすく言うと
「これからどうするの?」
「どうしたらもっと良くなるかな?」
「次にどうしたらいいんだろう?」
という言葉をリーダー的立場の人が実行者にかけていくだけなのですが、そのことによって実行者は未来に目を向けて、考え、行動することができるようになり、未来を自分の中で描くことで、新たな成果を生んでいく効果をえることができるということでした。

そして「フィード・フォワード」によって未来(ゴール設定)を描き、それに「アクション(行動)」を加えたFFAという技法を用いれば、より確実にスピード感を持って前に進むことができるというものでした。

このFFAプロセスには「脳が持つ無意識の振り返りにより、これから取ろうとしているアクションの改善点に気がつかせてくれ、アクションを取る前、あるいは取りながら軌道修正をさせてくれる」という利点があり、ビジョン・計画を作る段階から改善を行いながら前に進むことができるということです。

よくわからない表現になってしまいましたが、ようは、リーダー的立場の人は、 「これからどうするの?」「どうしたらもっと良くなるかな?」「次にどうしたらいいんだろう?」 という声かけを組織に行って事業を動かしていくことで、個々の意識の向上と組織全体のスキルアップが図られ、そして無駄なく事業を進めていくことができるというように私は解釈しました。

PDCA プロセスは確かに事業運営においては堅実な手法かもしれませんが、与えられた計画を実行していくだけでは、組織内での自主性が失われ、自ら考えて実行していくということができなくなります。
少なくとも画期的なプランや成果を生むことについてはが今一つ期待できないかもしれません。

今の時代、あらゆる場面で柔軟な思考が必要になってきます。
それを一つのパターンにとらわれることなくFFAプロセスのような事業運営を行っていくことも必要なのかもしれませんね。

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熊野市議会議員久保さとし・・トップダウン=独善ではない?

トップダウンは悪いことばかりではない・・という論評を目にしました。
確かに、方向性が間違っていなければ、素早い対応を行う場合には必要なことかと思います。

特に、コロナ禍のような状況が刻一刻と変化していく状況の中では、臨機応変な対応が必要となり、強いリーダーシップが求められることから、英断という意味でのトップダウンが必要になるのかなと感じます。
しかしここで必要なのは、多くの情報や意見を素早く咀嚼してそれを指示として作り上げていくことであり、その場合にのみトップダウンは独善ではないと言えるのかと思います。

平時において、トップが独善に陥る要因としては、その立場の重さゆえに共感力が衰えることが上げられています。その共感力の衰えが立場に弱い人への想像が働かなくなり、強者の論理でものを進めてしまうというのです。
そして、必然的に周りにイエスマンが増えていき、間違いを指摘される機会が無くなるというリスクが生まれます。

ある評論の言葉を借りると 「周囲が立ててくれるのは、飛ばされたり仕事を奪われたりするのが怖いからに過ぎない。それに気づかず気分よく過ごしているなら、会社にいながらキャバクラにいるようなもの。自分を盛り上げてくれる人だけを厚遇し『同質集団』の中で安穏としているなら赤信号。あるとき境界線を踏み越えて、大炎上(大失敗)する可能性が高くなる」・・
そして、 「自分が周囲を従わせることができているのは「強者」の側にいるからだ、ということを自覚していないと、裸の王様へ突き進んでしまう」ということでした。
すべてあなたの言う通りと持ち上げよいしょしてくれる同質集団の世界にいることは、とても楽なことではありますが、それを続けていると心(脳)が委縮して凝り固まったものになり、新たな知識を受け入れ新たな知恵を生み出す能力が退化していきます。

このようなときに顔を出すトップダウンはすなわち独善と同義語となり、そして他の意見を受けれない独裁へとつながっていくのかと思います。
やはり、平時においては、広く多くのの意見を聞いてマネージメントをおこなうこと(ボトムアップ)が求められるということです。

「およそ主君を諌める者の志、戦いで先駆けするよりも大いに勝る」【徳川家康】 イエスマンだけでなく苦言を呈してくれる側近・部下の大切さを語った言葉です。同意だけする人を寄せるのではなく、間違ったことを諫めてくれる人、そして正しい情報を告げてくれる人をそばに置く度量もリーダーには必要ですね。

共感性が無くなって、 違う価値観の持ち主を一切受けつけなくなってきたら要注意 ・・これは自分で気づくしかないのかもしれません。
私はリーダーの立場にはありませんが、やはり齢を重ねるにしたがって、これが時々顔を出し始めています。
苦言に耳を貸し、正確な情報を伝えてくれる仲間を大切にしたいですね。


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熊野市議会議員久保さとし・・失敗するコツ12か条

熊野市議会議員久保さとし・・ 事業に失敗するコツ12か条

この間、TVでお弁当屋さんで成功されている企業の番組の中で、社訓とされている12か条に接しました。
これ、行政運営にも通じますね・・

事業に失敗するコツ12か条

1.旧来の方法が一番良いと信じている事
(先例・前例踏襲にこだわる)
2.もちはもち屋だとうぬぼれている事
(自意識過剰で他の意見を聞かない)              
3.ひまがないといって本を読まぬ事
(情報不足に陥る)
4.どうにかなると考えている事
(明日は明日の風が吹くという楽観主義)
5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折る事
(無駄な事業に資力を費やす)
6.良いものは黙っていても売れると安心している事
(なんとかなるだろうという楽観主義)
7.高い給料は出せないといって人を安く使う事
(生かさず殺さずこき使う)
8.支払いを延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をする事
(目先の経費節減に汲々として信用を失う)
9.機械は高いと言って人を使う事
(職員は消耗品という考え方)
10.お客は我が儘すぎると考える事
(利他ではなく自分本位)
11.商売人は人情は禁物だと考える事
(費用対効果による弱者切り捨て)
12.そんな事は出来ないと改善せぬ事
(そもそもの否定的発想)

行政運営もこうならないことが肝心ですね。

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熊野市議会議員久保さとし・・ワクチン接種のスケジュール

先日FBにもアップしましたが、熊野市でも始まったかかりつけ医でのワクチン接種、首相の7月末には高齢者の接種を終えたいという言葉とは裏腹に、遅い人では9月にずれ込む医療機関もあるという話が伝わってきました。

おりしも、この地域での感染が伝えられる中、高齢者のみならず市民の不安は増すばかりで、何とか早くできないのかと言う声は日増しに大きくなっていて「いくらなんでも9月では遅すぎるやろ」「もう少し早くならんのか」という声が寄せられています。

国や県からもたらされる情報が少ない中で、目いっぱい頑張っていると思われる市職員の皆さんのご苦労は察して余りあるものがありますが、今一度各医療機関における接種状況の把握などを行い、その状況を分析してより効率的な接種方法を検討する時ではないかと思われます。

できれば、夏休み、お盆など人の流れが多くなる時期より前に高齢者への接種が終わり、一般の方への接種も進むという流れをうまく作れないものかと考えます。
集団接種の回数を増やすことについては、医師数などから考えると難しいのであれば、例えば医療機関に市独自の経費支援をして休日接種を実施していただくとかの方法もできないことではないと思います。
また、他の自治体では厚労省の意向に沿って歯科医師のご協力をいただくことに踏み切ったところもあります。

人口の半分近くが高齢者の熊野市・・「できない」ということではなく、「できる方法は無いか」ということを念頭に、いろいろな手段の検討と臨機応変の対応をお願いしたいところです。

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熊野市議会議員久保さとし・・GWで帰省できない皆さんへ

コロナ禍の中で、帰省できない皆さんが多いと思います。

ということで、私のブログを見てくれている方に限られてしまいますが、故郷熊野をお届けします。

やまない雨は無い、明けない夜は無い・・もう少し我慢してくださいね。

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熊野市議会議員久保さとし・・武蔵の教えから見えるもの

観見二つのこと、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること、それが兵法の要である。
宮本武蔵の「五輪の書」の一節です。

その意味は・・観・見ふたつの目の付け方があり、 観の目(大局を見る目)を強く、見の目(細部を見る目)を弱くして、遠い所をしっかり見極め、近い所を大局的にとらえることが、兵法では最も大切なことである。
ということだそうです。
言い換えれば、未来をしっかりと見据え、目先のことにとらわれず、現状を大局的に捉えて戦略を練っていくこと・・まさに行政運営に求められることと感じました。

「目先のことばかりにとらわれて、思い付きや対処療法的な政策、施策を繰り返すだけでは、その成果は局所的、時限的なものに終わり、未来につながるものにはならない。」
これはある地方自治に詳しい方から聞かされた言葉です。

ビジョンをしっかりと持ち、そしてその未来図をどう描いていくか・・そしてそこに到達するため現状把握をしっかりと行い、その上で戦略を練っていく・・そして有効な施策を導きだして行くということが必要だということです。
確かに、現状を把握するための情報網が脆弱なまま、思い付きや対処療法的な施策をいくら打っても、それは実りある未来にはつながって行かないことは、いろいろな事例を紹介するまでもなく確かです。

兵法の目付として書かれた「 観見二つのこと、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること」という言葉は、現代にも生きる言葉と感じました。

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熊野市議会議員久保さとし・・新型コロナウイルスワクチン

先日、新型コロナウイルスワクチン接種券が届きました。
え・・なぜ私に・・と思ったのですが、よく考えるまでもなく67歳・・年齢階層のくくりでは立派な高齢者なんですね。

ワクチンについては、副反応についてのニュースなどのリスクの外、供給体制についての諸問題が指摘されたり、また変異株という進化?を続けるウイルスへの効果等々多くの報道が乱れ飛んでいます。
また、これまで若い世代には感染・発症が少ないと言われていたものが、変異株においては若い世代への感染力が強くなっているなど新たな脅威も伝えられていて、若い世代への接種も急がれる事態となっています。

そのワクチンについては、外国で開発されたものが接種されるわけですが、医療大国と言われる日本において、何故国産ワクチンの開発が遅れているかということがとても気になります。
日本人の体質に適合した国産ワクチンをいち早く開発するということは、何をおいても必要なことと考えますし、何故もっと早くできないのかと思うのは私だけではないはずです。

その理由の一つとして、日本の薬事法がとても厳しいものであることがあり、新薬を開発する際には、開発から供給に至るまでの念には念を押すという慎重な検定などのプロセスが必要であることがあげられています。
そのことから、国産ワクチンが開発されるまで待てないということで、二国間相互承認協定などによる、医薬品GMP(製造管理、品質管理)の調査と試験が不要な外国産ワクチンを採用したと言うことだそうです。
政府も国産ワクチンの開発について、日本の製薬会社や大学、研究機関に、予算を増額して支援を行っているとのことですが、もう少し早くから本腰をいれるべきだったとの論評も少なくありません。
しかし、今となってはどうにもなりませんので、一刻も早い国産ワクチンの開発を願ってやみません。

さて、熊野市における接種方法というと
個別接種(かかりつけ医などの医療機関で接種する方法で、医療機関に直 接電話等で予約)集団接種(市が指定する接種会場で接種する方法で、LINE又は電話予約)があります。
案内パンフだけでわからないことは、自己判断せずに、熊野市保健福祉センターの相談コールセンターに問い合わしていただいたほうが良いかと思います。

ワクチンが段階的に供給されるということで、今回は高齢者が対象ということなのですが、対象となった身としては、既に医療機関従事者の方や介護施設の職員の皆さん等については接種が進んでいるとはいえ、若い世代の人たちに先駆けて接種するということにいささか気が引ける思いです。

とにもかくにもワクチン接種は始まっています。受ける受けないは個人の判断によるとされていますので、自己責任ということで判断するしかありませんが、早く多くの国民が接種を受けられる状況になって欲しいし、併せて、日本人の手による国産ワクチンの供給体制が早く確立されることを祈りたいですね。

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熊野市議会議員久保さとし・・地域産業を活性化させる ①

コロナ禍で産業構造まで大きく変化しようとしている昨今・・地域産業の振興、活性化が以前にもまして重要になっています。

熊野市においても、コロナ関連の交付金を活用して産業振興策が実施されようとしていますが、その目玉となるのは熊野地鶏の孵化施設、高級魚の陸上養殖試験施設、そして農業型テーマパーク等の外、クマノザクラを活用した観光振興やこれまでの観光産業育成の延長線上にあるものなどがあげられています。
その多くは行政が直接、又は市が干与する事業体や団体が事業を行っていくものが多く、地域の産業の振興に係るものは、通常の予算の範囲内での計上に止まっていいるように感じました。

確かに、市が率先して地域の産業に関わっていくことは、市長の言う雇用の確保という面からも必要なことなのかもしれませんが、それによって地域の産業全体がどれだけ活性化するというと少々疑問ではあります。
確かに、直接これらプロジェクトや事業に関与できる事業者は、ある程度の恩恵を受けることはできるかもしれませんがそれは限定的であって、全ての地域の産業の浮揚に効果があるとは思えません。

地域産業の振興に係る事業は、それぞれの産業界における課題や問題点をそれぞれの現状をしっかりと把握して、その上でより効率的で効果的な支援策を実施していくことが求められますし、その一方で、地域産業に関わる事業者のやる気を起こさせる事業の展開も必要であると考えます。

他の自治体で行われている事業をご紹介します。
富山県の南砺市では、 南砺市コロナ危機打開・未来希望プロジェクト支援事業 という事業を実施しています。
その内容は「なんと!ビジネスプランコンテスト」を実施して、発想の転換で未来をつくると言うことをコンセプトに、コロナ禍による厳しい事業環境を乗り越えるため、市内事業者に向け、未来に希望が持てるような発展的未来を実現するビジネスプランを募集 するというものです。
そして、今年度は未来希望枠5件:補助率3/4上限500万円 未来希望枠特別賞1件:補助率8/10上限1,000万円  事業継続枠2件 補助率1/2上限200万円を選定しています。

行政主導で事業を行うこともそれはそれで意味のあることだとは思いますが、それと併せてそれぞれの事業体のやる気を促すこうした取り組みこそが地域の産業の活性化に必要では無いでしょうか。
こういうことを提唱すると、他の自治体とは状況が違うと一蹴されそうですが、行政が直接的に事業を行うことだけで、地域産業の活性化が実現できるものではありません。

行政が主役の事業だけでなく、今こそ行政が黒子に徹して産業を支える施策の充実が求められているのではないかと考えるのは私だけでしょうか。

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