熊野市議会議員久保さとし・・熊野市議会6月定例会が終わりました

熊野市議会6月定例会が終わりました。
今回も一般質問をさせていただきました。
発言は、「熊野市まち・ひと・しごと創生総合戦略」いわゆる地方創生関連の取り組みについて、特に人口減少対策についてその検証と対策、そして次期総合戦略にむけての考え方を提言を交えて質しました。

その結果は、こちらから投げかける疑問点に対しては、そのほとんどに「しっかり対応している」・・提言に対しては「現在の取り組みで対応していく」という趣旨の答弁がほとんどで、今の取り組みでじゅうぶん対応できるという態度でした。

しかし、人口減少には歯止めがかかっておらず、今の取り組みでは「ただやっているという事実(ウオッシュ)」でしかないのではということから、現状の事業推進における問題点を指摘し、他の自治体の成功事例などを上げながら質しました。

目標とする人口については、人口目標を「交流人口を含む」というような表現をしていることがおかしいのであって、何故熊野市に住む定住人口を目標数値に上げないのかという疑問から始まり、他の自治体が掲げる「創造的過疎」(自治体を維持していくにあたって、どのような人口構成を維持していけばよいか)ということを考えていくべきではないかということ・・
移住・定住策の実態については、目標数値を達成しているという移住者についても、定住率からみると決して満足いく成果ではないことから、民間委託も含めたよりきめ細かなフォロー体制が必要ではないかということ・・
地域おこし協力隊の活用については、もっと定住を前提とした活用が必要ではないかということ・・
インターンシップ、事業承継、地元出身者のUターンや地元就職者に対する支援策の充実が求められるのではないかということ・・
そして次期総合戦略にむけて、もっと市民の声を聞くための会合等の充実・・例えば一方的な聞き取りではなく、ワークショップ方式による意見交換などの方法まで踏み込んで質しましたが、結果的にはその多くについて、検討することもない「聞きおく」といった答弁に終始しました。

これまでの市の総合計画や地方創生関連の戦略は、その内容のほとんどが市主導で作られており、アリバイ作り的な「市民の意見を聞く場」が持たれているだけかと感じてきました。
しかし「ボトムアップが地域活性化における基本」という観点から見ると、やはりもっと市民の声を反映する機会が多く設けられないと、真の活性化・再生の道は開かれないのかと考えます。
私達はいろいろな市民の皆さんの声を市政に反映するべく、市議会が実施した地域懇談会や個人の議員活動を行ってきましたが、果たして為政者である市当局において、このボトムアップへの取り組みがされているのか・・そう指摘すると、たぶん「地域まちづくり協議会」や地域組織からの聞き取りなどにおいて市民の声は把握しているという答えが返ってきそうですが、それはあくまでも「地区要望」的なものであって、熊野市やコミュニティをどうしていくか、どう未来につなげていくかといったものは少ないと思うのです。

次期「熊野市まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、果たしてどのように市民を巻きこんだ施策を作り上げていくのか・・今の戦略の焼き直しではなく、しっかりとした検証と真摯な反省の上に立った、実効性の高い施策の展開が必要であることは間違いありません。

熊野市は市民の皆さんが考えている以上に厳しい状況にあります。
特に人口減対策は、これからのコミュニティの存続、しいては市の存続にもかかってくるのです。
次期戦略の策定まで残された時間は1年余り・・これからも、あきらめずに熊野市を未来に残せるよう、いろんな場面で発信していきたいと思います。

 

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熊野市議会議員久保さとし・・熊野市議会6月定例会が終わりました への4件のフィードバック

  1. Haruna Shirasaka より:

    久保さんおはようございます。
    少し書かせて下さい。

    >>特に人口減対策は、これからのコミュニティの存続、しいては市の存続にもかかってくるのです。>>
    同感です。人口が減じ周囲のネットワークが細くなり、やがて寸断されていくことはつまり、その地域社会の〝兵站〟の弱体化を意味し、特に移動手段を徒歩しか持たない高齢者には厳しいものです。
    現在、熊野市内で〝乗り合いタクシー〟をよく目にしますが、どれだけきめ細かなサポートができているのか、その他にどんなコミュニティがあるのか、、、熊野市に越してきて僅か二週間足らずですが、いろいろ思うところアリです。

    >>「ただやっているという事実(ウオッシュ)」でしかないのでは>>
    転入後の活動(仕事)の場が決まっている〝地域おこし協力隊〟などのような場合は、常に「お上の目」も届き、不具合があれば即時対応できるのですが、反面、私のような組織に属さない個人として転入してくる者は、個人の采配で根を下ろしていくしかありません。
    行政は、自分たちに繋がる事案に対しては(ウオッシュ)にせよアンテナを向けますが、他所からやって来た一個人に対しては見守り意識が低いと思います。(もちろん、一個人が自立を目指すことが前提です)
    今の世も、「一身独立して一国独立する」なのです。

    >>地域おこし協力隊の活用については、もっと定住を前提とした活用が必要ではないかということ・・>>
    その通りだと思います。
    私がこの前までいた村では、地域おこし協力隊の残存率(任期を終えた後の村への定着率)は、50%くらい。あれこれ囁かれる地域おこし協力隊の現状の中では比較的優秀だと思います。
    そこにあった構図のひとつに、「地域おこし協力隊のメンバーと別の枠の若者が合体した仕事を造る」があると思います。
    そんな中、結婚し、子育て中の「元隊員」もおります。
    組織の一員としてではなく、同じエリアで暮らす仲間として付き合えるような仕組みが「定住⇒人口増加」につながると思います。

    なんだか支離滅裂な書き込みになりました。
    ご容赦ください。

    • くぼさとし より:

      コメントありがとうございます。
      移住される方へのフォロー体制については、地域支援員2名で対応されていますが、物理的にすべての方に十分な対応ができるとは思えません。
      そのため、他の自治体が取り組んでいる事例をあげて提言しましたが、反応はあまりよくありませんでした。
      移住者の方の数が目標数値を超えていると言いながら、そのうち1/5近くがまた熊野を離れている事実については、個人的な理由としていましたが、その個人的な理由の内容をしっかりと把握して対応しないとただのウオッシュに終わってしまうのではないかと危惧しています。
      これからも、あきらめずに提言していきたいと思います。

  2. Haruna Shirasaka より:

    久保さん、どうぞよろしくお願いいたします。
    先住者と転入者が〝パイ争奪戦〟で醜く争うことのないよう、政治を導いて下さい。
    ※パイを共有するため、分け合うための〝現状・未来・災害との戦い〟は大歓迎です。

    かつて、ネアンデルタール人は、その全盛を極めた氷河期のヨーロッパ~北地中海の土地から、ただ言葉を話す(発声する)能力が劣っていたため、ホモサピエンスによって駆逐され、滅亡したと推察されています。
    これからの社会に弱者を駆逐するような政治の構図があってはならないと思います。

    • Haruna Shirasaka より:

      あっ! パイは無限大にあるんですね。
      私も、もっとたくさんパイを創る仕組みを考えなきゃ、、、(^_-)vブイ

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