久保智のひとりごと・・・サンマが捕れない・・

昨年の同じ日・・同じ投稿をしたのですが、今年もサンマはほとんどその姿を見せてくれません。
先日70kgの水揚げがあった・・と新聞にも取り上げられていましたが、一昨年の同時期に50t近くの水揚げがあったことがもう遠い昔のように思えます。

左は今日の海水温ですが、昨年のそれに比べ幾分冷たく、房総半島から海岸線沿いに18℃以下の海水域が見られ、21度から18度までの海水域も広くなっています。
サンマは16℃以下の水温が生息域だとされてる中で、水温が18℃から20℃もあるということは大きなナブラの南下は望めないかもしれません。

ただ、この海水温の状況は一昨年の漁があった時よりも良い状況かとも思えることから、サンマが南下してこない今年の原因は海水温が原因ではないかもしれません。
その外の原因と考えられるのは、黒潮が大蛇行していることによる房総半島付近の海流の影響とか、排他的経済水域(EEZ)で操業する隣国の大船団による乱獲による個体数の減少が考えられますが、どれかに原因が特定されるのではなく、これらすべてが複合的にかかわっているということが正しいのかと思います。

海水温が年々上がっていることは間違いなく、エルニーニョ、ラニーニョなどの事象によるもとする学説もありますが、やはり近年の急激な温暖化がこれに影響していることは間違いないとされています。
地球規模の環境の変化は、この地域に受け継がれてきた伝統的な漁すらも駆逐してしまうのかもしれません。

昨年も同じことを書きましたが、サンマの丸干しが熊野の冬の風物詩・・・もしかすると過去の話として語られるようになるかもしれない・・あながち妄想とは思えなくなってきました。

今、私たちが望むのは、今年の漁の有無に関わらず、漁ができる体制を存続できる支援体制について、行政が本気で取り組んでいただきたいということです。
その支援は、机上の論理に基づくものではなく、漁業の実態に基づいた実効性のあるものでなければならないことは言うまでもありません。

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